ウタチャンホムペ

たまに質問に答えたり、絵を描いたりします。リンクフリーです。いつもはここにいます→ツイッター@uta914

作品を批判されて、絵を描くことをやめてしまった。毎日が空しくて仕方がないです。

うた子さんはじめまして。いつも「うたピースちゃん」やブログ、楽しく拝見させていただいています。

私は半年ほど前までかなり活動的に同人活動をしていました。社会人かつ地方人なので、出社前と帰宅後はほぼ毎日原稿し、休日もほぼ丸一日原稿かイベントのための遠征かのどちらかでした。とにかく原作も漫画を描くことも好きで、同人活動も楽しくて仕方なかったし、生きがいとすら思ってました。

ですが現在、絵を描くこと自体やめてしまいました。

私はTwitterでの他の同CP好きの方の萌え語りを見るのも好きだったので、よくカップリング名で検索しては、フォロー外の方のツイートでも、萌えたらファボしたり、RTしたりしてました。それらは全て好意的な意味でやってたのですが、ある時、私がファボ・RTしたツイート主の方から「どこの誰かわからない奴からファボやRTされてる!気持ち悪い!!こういうことする奴ってどういう神経してるの!?」とツイートされてしまいました。

私はR18ネタをツイートすることも多いため鍵アカでした。そのため、「相手の方は誰からのファボやRTかとわからない状態だったのが気持ち悪かったんだろうな。仕方ないよな。」と一旦納得し、その後フォロー外の方のツイートのファボやRTはしないようにしました。


それでもフォロー外の方の萌えツイートを見たくて、ついカップリング名で検索していました。すると、萌え語りはもちろんですが、私がpixivに上げてる漫画や、発行している本への批判的な意見を見かけるようになりました。

かなりショックでしたが、「誰かの萌えは、誰かの萎えだもんな。仕方ないよね」と一旦納得し、それ以来、Twitterをカップリング名で検索するのはやめるようにしました。


それ以来、Twitterはフォロワー内でのみ楽しむようにしていたのですが、他のカップリングやそのカップリングを好きな方はの批判ツイートを繰り返す人、空リプでイヤミを言ってくる人が目につくようになってきました。少しカチンとくることもありましたが、私が活動していたカップリングはあまりメジャーでなく、人が少なかったこともあって、ブロックして波風は立てることはしたくないな、と思いました。

「それに、誰だってピリピリイライラすることはあるし、それをツイートしたくなる時もあるよね。仕方ないよね。」と納得し、批判的な単語やフォロワーをミュートすることにしました。


それからはTwitterよりpixivでの活動に力を入れたのですが、今度は自分の作品の評価やブクマが、他の同CPの方より少ないことが目に付くようになってしまいました。また、「同CPの作品は見かけ次第ブクマしてる」と公言している方が、私の作品だけはブクマしてないことにも気づいてしまいました。かなりへこんでしまいましたが、「本当に好きなら誰からも評価されなくても描き続けれるはず。それにブクマや評価してくれている人がゼロという訳じゃないんだからへこんじゃいけない。」と自分に言い聞かせ、「そもそも自分のブクマや評価が低いのは、私の描くものが下手だったりつまらなかったりするせい。もちろんこれから挽回できるように頑張るけど、今は仕方ないよな。」と一旦納得させました。ただ、やっぱり比べてしまう自分がいたので、pixivでの評価やブクマ数が見えなくなるアドオンを導入して、投稿するようにしました。

そうやって同人活動を続けていたのですが、急になにも描けなくなりました。
ネタがなかった訳でも、体力がなかった訳でもありません。脳内でプロットは固まっているのに、それをいざ描こうとすると、涙がとまらなくなって、形になりませんでした。
自分でも、どうしてこのタイミングでそうなってしまったのかはわかりません。でも、今まで「仕方ないよな。」と納得したはずのことに対して、急に「悔しい」とか「苦しい」とかいう気持ちがあふれ出してしまい、私をそういう気持ちにさせたきっかけである同CPの人間が憎く思えてしまいました。
そしてそれ以上に「仕方ないこと」なのに、他人のせいにしようとしている自分に嫌悪感を抱くようになりました。自CPを描こうとすると、そんな他人への憎悪と、自分への嫌悪感でいっぱいになってしまい、描こうと思うだけで苦しくなって、描けなくなりました。

 

自CPや自ジャンル自体から距離をおこうと思い、他ジャンルの友人に、今萌えてるオススメ作品の原作を教えてもらい、読んだり見たりしました。それらの作品は確かに面白かったのですが、「この作品の二次創作がしたい!」と思えるような「萌え」はありませんでした。


いっそ、同人活動以外にハマれる趣味を見つけよう!と思い、少しでも興味のあることに積極的に取り組んだり、非ヲタの友人と遊んだりしました。それでも、同人活動ほど夢中にはなれず、それどころか急に慣れないことを一気にしたことで、疲れてしまいました。
最近は、仕事以外はほとんど何もせずに、ゴロゴロして過ごしてます。心も頭の中も空っぽになってしまったようで、毎日が空しくて仕方がないです。

自分では「同人活動はこうあるべき」「同人活動に対してはこういう心構えであるべき」みたいな理想に縛られて、身動きが取れなくなったのも一つの原因かな、と思っています。
でも、同人活動をしてない今でさえ同人活動に対しての自分なりの理想像」みたいなものははっきりあって、そしてそれを捨てる方法もわかりません。また、その理想を完全に無視した状態で活動したら、そんな自分への嫌悪感で、今以上にダメになってしまいそうです。

 

こんな私ですが、もしなにかアドバイス等ありましたら、よろしくお願いします。長々と失礼しました。

 

こんにちは。

前に、こんな質問に答えたことがあります。

utap.hateblo.jp

 

上の記事に書いたように、あなたの作品はすごく誰かの心を打つ作品なんだろうなあ…と、私は想像します。

それにしたって、作品に対する批判的な意見を何度もみるって、なかなかすごいことです。そんなに自分の作品が誰かの話題にあがるなんて、それが批判的なワードであっても、本当にすごいことです。たいていの場合は歯牙にもかけられない。そう思うのです。

批判する人が居るということは、好きになってくれる人も居たのかな?と思うのですが、どうでしょうか。貴方の作品を好きと言ってくれる人、1人だって、いなかったでしょうか。

あなたの作品へブクマが1つでもついていたら、1人に好きと言って貰えているようなものです。それって、すごいことです。本は、1冊でも売れたでしょうか。誰かが1人がお金を出して買ってもいいと思うほど、あなたの作品は誰かの心を打っています。

そうぞうしてみてください。あなたの前に人間が1人居る。そして、その人が貴方の作品を好きだと思って…ブックマークをするために指を動かしたり、はたまたお金を払ってくれたりする。それって、本当にすごいことですね…。

ブクマが気になるから、ブクマを表示されないアドオンを導入した。すごく賢い自衛方法です。でも、あなたのサイレント・ファン(上の記事で言うところの「あなたに直接感想は言わないけれども、必ず存在する慎ましやかなファン」のことです)までもあなたは見ないようにしてしまった。それが、元気がなくなってしまった要因の1つじゃないかなあ…と私は思いました。

 

わたしは、「〇〇であるべき」と、(人に強制せず)自分に課している人のことを尊敬します。そうできる人間は、尊いです。なかなか出来ることじゃありません。

己に課している制約に他人が簡単に可侵してくる。それは辛いことです。頭では分かっていても心が苦しいと思います。

でも、貴方は、まったく優しい人間で、自分の制約に人が入り込んできても、怒らなかった。

それはおそらく理想的な人間のあるべき姿で、しかし、ほとんどの人間には難しいことです。自分の制約が犯された時、その時は怒っていいんですよ。別にSNSに口汚くぶちまける必要はないです。あなたがされたように、作品をあげて批判する必要もない。ただ、「しょうがないな」ではなく「なんだこいつは!!!」と貴方の心は怒ってもいい!!!!

 

またまた、昔の記事ですが…

utap.hateblo.jp

こんな質問にも答えたことがあります。この人も、自分が怒っていることに気付いていない。

皆、やさしすぎて、自分が怒っていることに気付けない。

怒っていいんだ!!!!それを表明する必要は、必ずしもないけど。みんなもっと怒れ!そしてスッキリしてほしい。人は、自由に怒ったり、感情を動かしていい!

 

ひとしきり怒ったら、アドオンを解除して、そして自分の作品のブックマーク数、ひさしぶりに観てみるのもいいんじゃないでしょうか。