ウタチャンホムペ

たまに質問に答えたり、絵を描いたりします。リンクフリーです。いつもはここにいます→ツイッター@uta914

買い手からのクレーム・誹謗中傷でイベント参加意欲がなくなってきた。

うた子さんこんにちは。1人で考えているとすごく辛くなってしまうので、よければ相談させてください。
私は同人誌を高校生の頃から作っている腐女子です。初めて同人の世界を知った時、自分の好きなキャラクター達の好きな所を自分なりに表現できる場がある事にすごく感動したのを覚えています。
それからはコピー本、オフ本と徐々にやってみたかった装丁や発行部数も有難いことに増えていき、自分なりに楽しく同人誌を作っていました。
ですが、最近では発行できる部数と、求めてもらえる頒布数がズレていき、部数が少ないと苦情、まただんだんと頒布の手際や売り子への文句、趣味で行なっている事から自分の限界をお伝えしても、わざと部数を少なくしている、牛歩をしている等、今ではクレームが誹謗中傷に変わりました。
自分なりに精一杯やってきましたが、同人即売会では手に取ってくださる方はお客ではなく同士のはずなのに、あまりの好き勝手な言い分を目の当たりにしてしまい、楽しい同人活動だったはずが、今では一体誰のために活動しなくてはいけないんだろう…と、とにかく悲しくて仕方がなく、今後も今まで続けてきた二次活動が変わらずにできるのかわからないくらい、何も考えたくなくなってしまいました。
また私は元々友人も少なく、売り子さんについても金銭のやりとりが必須のため、信頼がなければいくらTwitterで相互であっても頼めません。住所も知られたくありません。
全ての手際が良くなければ、頒布してはいけないことなのでしょうか…?一つの失敗があれば、文句を言われて当然なのでしょうか…?
うた子さんならこんな時、どうされますか?
次のイベントにも参加する気力がまったくありません…。

 

 

文句を言われるときは何しても言われるし、例え五万部刷っても文句言う人が地方住みなら「うちのおでライには来なかった!怠慢😡」てなる。じゃあ文句言われたから…っておでライ行ったら「じゃあガタケにも来てよ😡」ってなっちゃうし…

「うちはこういうサークル」って指針を決めてその中で好きにやるのが良いんでない??

部数で文句言われるのは書店複数箇所にお願いすればどっかが瞬殺してもどっかは多分大丈夫だと思うから、イベントで完売しちゃっても「書店売りあるのでそちらでお願いします~」て言えるし……税金や会社の関係で部数調整してるとかだったら、まあそこは自分と要相談で…。

「うちは午前中完売のサークルなんで」って決めれば、「なんで完売なんですか!?」て言われた時に「え…そういう方針なんで…」て不思議そうな顔して言えるし、「うちは丁寧な頒布を心がてているサークルなんで」って決めれば「牛歩!」て言われた時「そういう方針なんで…」て言える。たとえば頒布物をページ数関係なく全部一律の値段に調整するとか、ノベルティつけないとか、牛歩!て怒られなくする防衛策はいっぱいあると思うんだ。

でも毎回完売しちゃうなら毎回新刊だけのはずだから、そんなに牛歩って怒られるの不思議やね。やっぱ文句言いたいだけなのでは?

 

…とツイートしたところ、追加でメッセージが来ました。

 

うた子さんこんにちは。
先日同人について相談をさせていただいた者です。
書店委託も一応しているのですが、今まで刷った事のない部数を刷りたいとどうしても思えず、そちらも予約数でほぼ完売という感じです。(今まではイベント7割、通販3割で部数を調整していました)
またうた子さんが仰ったように、自分の中で決めている指針みたいなのは一応ありました。(自分が決めた同人資金額内で活動する等)
イベントへも毎月無理やり出ているわけではなく、原稿もできるよう仕事の余裕がある時にイベントへ参加している感じでした。
もちろん今までも自分のやりたいように活動していたので、何か言われても気になりませんでしたが、最近では不特定多数の方にあまりにも勝手な言い分や、あることないことを誹謗中傷(すべて同じ方かもしれませんが…)がエスカレートしていき、だんだん活動ジャンルにて自分が白い目で見られているような気持ちにもなってしまい、pixivの作品も非公開にし、作品すべてを誰にも見られたくなくなっている状況が続いています。
もちろん自分でも相手の方が文句を言いたいだけで気にしなくていいと頭ではわかっているのですが、気持ちがずっと落ち込んでいます。
この状態のまま大好きな作品、キャラクターを描いていたくありません。もう筆を折ることばかり考えてしまいます。
泣き言ばかりですみません…ずっと誰にも相談出来ず辛かったため、うた子さんに聞いて頂けて少しは楽になれたかもしれませんが、どうしたら今の状態から抜け出せるのかわからず、しんどいです…どうすればまた大好きな気持ちで同人活動をしていた頃に戻れるのでしょうか…今は自ジャンル以外で特にハマっている作品もなく、創作したい気持ちもまったくありません。

 

 

こんにちは。

私は、世の中のうまくいかないことすべて、物件探しと似ているなあとずっと思っていて、たとえば、この物件、立地はいいけど値段が高い。とか、設備はいいけど駅から遠い。とか、自分の中で最高の条件を満たす物件に住むためにはお金をいっぱい払えば済む話なんですけど、だれしも予算がありますね。
(前に「全ての悩みをなくすにはどうしたらいいんだろう?」と考えて書いた同人誌に詳しく書いてるのでよかったら読んで欲しいです)

http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/53/23/040030532321.html?n=recommend

(明日の冬コミにも持っていきます!東5プ58b ウタチャンホンポです/雑な告知/あそびにきてね。)

 

今回の話も、物件探しと似た側面があるかなあと思っていて、不特定多数から中傷されていて、その原因が部数が少ないということであれば(他にも要素があるかもしれませんが、話がとっちらかるので部数の件にフォーカスを当ててお話ししますね)その原因を取り除くという意味で「うた子さんならどうしますか?」と聞かれた私が思い付くのは…

1つ、室内の設備を妥協する。これは総部数を増やし、イベント後も在庫がもつ程度書店に卸すということです。
在庫が余ることが怖いということであれば、心配要りません。書店は売れなかった本を廃棄してくれたり、買い取ってくれたりします。ですので、増やした分が全廃棄になったとしても、懐があまり痛まない程度に増やして様子を見てみるかな。(私だったら)

2つ、もし貴方が室内設備は絶対に妥協できない。(これ以上部数を絶対に増やしたくない)ということであれば、駅近を諦めます。これは、部数はこのままで、自分にコメントが入ってきそうなツールをすべてシャットダウンするということです。ツイッターはリプを見ない、pixivはコメントや評価非表示のアドオンを導入する。本の奥付けメールアドレスは捨てアドレスを取得し、このメールボックスも一切見ないことです。
ですが、これはあなたに届くピュアな感想や称賛も見えなくなるので、前に答えたこの人のようになる可能性もあり、諸刃の剣かなあとも思います。

utap.hateblo.jp

人生とは、理不尽や事故や困難の連続ですね。
特にインターネットにおいては、貴方に一切の非がないとしても、理不尽は時に降りかかるものですね…。

そして、今自分が置かれている状況から脱したいのならば、残念ながら、「何か」を変えねば状況は変化しません。

ですので、いま非常に疲れているということであれば、状況を変える手段のひとつとして筆を折るのもいいかなあと思います。同人は遊びなので、そんなに苦しいなら無理して続けることではないと思うのです。
ただ、今持っている筆を折ってもね、この世の中には筆が沢山あるんです。なので、また描きたくなったらいつでも筆を手にいれることができるんですよ。
次貴方が手にする筆がどんな筆か、私にはわかりません。それはお友達が渡してくれるかもしれないし、お店で1本だけ光輝いて見える筆かもしれない。

とにかく、私が何を言いたいかというと…今の状況を変えることをあまり恐れすぎず、気楽に遊んでほしいなあということなんです。