ウタチャンホムペ

たまに質問に答えたり、絵を描いたりします。リンクフリーです。いつもはここにいます→ツイッター@uta914

誰もが普通にこなせることに、私は何倍もの時間がかかってしまう

うた子さん、はじめまして。
拍手に描かれている「節分」うたピースちゃんが一番好きな者です。

私には悩みがあります。
それは誰もが普通にこなせることに私は何倍もの時間がかかってしまうという、おそろしく不器用な人間なのです。

私は大学生ですが、アルバイトでのレジ締めや店の後片付けを後から入ってきた高校生のアルバイトの子よりも時間がかかり、メモをしても物覚えが悪かったりといろんな人に迷惑をかけてしまいます。そして、しっかりしなくては、と考えてやろうとするほどに焦り、空回りをし失敗を重ねてしまうのです。


アルバイトに限らず普段の生活でも自分の不器用さで友人に心配をかけ、さらに母親や父親も呆れさせ「そんなんじゃ社会でやっていけない」と言われました。

自分はなぜこんなにも普通のことを普通にこなせないのか、考えれば考えるほど苦しいです。
私は、これからどうしたらいいのでしょうか。

 

 

こんにちは。

私は、すごく苦手だなあと思っていることがあって、それは「蓋を閉めること」なんです。

パカッていう蓋ならいいんですけど、くるくるって閉める蓋がすごく苦手です。

手が渇いている時ならいいんですけど、手がベタベタと塗れている時に蓋をくるくると閉めることは、私にはほとんど不可能に近いです。

なので、家に置く蓋のついているものは、パカッて閉めるものか、プッシュポンプ式をなるべく買うようにしています。(とくに基礎化粧品関係)(手がべたべたするから)

…という話を昔上司にしたら「対策を練るのはいいけど、根本的に蓋を閉めれるようにならなきゃダメよ!」と言われ、その時は「そっか~蓋を閉められるようにならなきゃダメなのか~」と反省して、すごく苦しかったのですが、今考えると蓋はなんのためにあるのか?それは人間に閉められるために存在しているのではなくて、中身が乾かないようにするためでは?目的と手段をはき違えては、苦しいのです。

 

「どうしてちゃんと出来ないの?」とか「普通こうするでしょ?」て、人生で誰かに1度も言われたことない人ってあんまりいないと思うんだけど(どうだろう…)皆、誰しも自分の事を普通だと思っていて、自分が「普通に」出来ることを、出来なかったり、手間取っている人のことを、怠けてるんじゃないか?と疑問に思ったり、怒ったりする。

 

「自分にとってつらくて、人から叱られること」って、自分の苦手なことで、自覚しやすいんですけど、これってなかなか治し方がわからない。指摘まではしてくれるけど、対策まではなかなか教えてもらえないからね。なぜなら、それを指摘できる人は、「普通」に出来る人なので、どうやって自分が「普通」にこなしているか、なかなかわからないからです。

 

みて!このツイート。わたしは頭のなかでカメラを回せない。

 まあこれは、友人に叱られているわけではないんですが(友人には普通にできて、私には普通に出来ない事のたとえ)

 

逆に、「自分にとって楽にできることで、人から褒められること」が自分の得意なことなんですけど、これまたなかなか自分では自覚できないです。

(自分にとっては「普通」なことだからね)

 

レジ閉めや後片付け…ということで、おそらく接客のアルバイトをしているのかな?と思うんですけど、接客について書いていないということは、もしかしたらそこは怒られていないんじゃないかなあと想像します。それってつまり、接客は得意なのかもね。雇っている人からしたら「接客も、レジ閉めも、後片付けもパーフェクト」な人を探しているから、接客が出来る人はあんまり褒めたりしないけど、レジ閉めと、後片付けが出来ない人を叱ることはする。だから、不得意なことばかり自覚してしまうのかもしれない。

貴方は、レジ閉めや後片付けをするために生きているわけではないので、それをとても不得意だなあ、対策が思いつかないほど不得意だなあと思うのなら、別にそれをやらなくてもいいんじゃないかな。レジ閉めや、後片付けをしなくていいアルバイトなんて山のようにあるだろうし、ようく考えたら自分の得意なことを生かせるアルバイトや、人生の仕事があると思う。

わたしは、蓋を閉めるのが苦手なので、蓋を閉める仕事にはつきませんでした。

質問者さんは何が得意かな。何なら上手にできそうでしょうか。

人に指摘された、自分の悪いところを反省するのも大事だけど、人から褒められる、自分の良いところも掬い取って伸ばす努力をしないと、「私は人よりダメだ!」って、ずっと悲しい気持ちのままじゃないかな。

質問者さんの得意そうなお仕事、それはわたしには分からないけど、ご両親やお友達や、それか自分自身に「自分のいい所ってなんだろう?」って、ようく聞いてみたら、思いつくかもしれません。