ウタチャンホムペ

たまに質問に答えたり、絵を描いたりします。リンクフリーです。いつもはここにいます→ツイッター@uta914

学生の身分で同人活動をする気にならない。社会人になってからのスタートだと遅い?

うた子さん、こんばんは!
私は二次創作BLが10年以上好きな大学生ですが、同人誌を買ったことがありません。養ってもらっている身分で(アニメ趣味も隠していますが)親にも言えないような趣味で散財するのは自分にとって辛いように思えるためです。

ですので、経済的に自立するまで同人誌活動はしないでおこうと思い、支部やツイッターだけでなんとか我慢しています。この我慢は辛い時もありますが自分で決めたことなので何とか耐えています。


しかし、最近自分の年齢が気になってきました。世間一般からすれば、大学生はおそらくまだ若いでしょう。しかし同人社会ではどうなのでしょうか?
また(今でも落書き程度はしますが)就職し、いつかはきちんと絵を描きたいと思っていますが、スタートが遅すぎるのでは?と不安になってしまいます。
実際の同人社会はどの様なものなのか、また私はむしろスパッとこの趣味を諦めるべきなのか是非ともアドバイスをお願いします。

 

 

 

 こんにちは。

「諦めれば?」と私が言って、「そっかあ…じゃあやめておこう。」と思ってやらないなら、私が言っても言わなくても多分やらないし、「辞めろといわれてもやりたい!」と思うなら、やるんだと思います。

わたしが思うことは、大体の物事において、スタートが遅すぎるということはほとんどなく、やるか、やらないか。の2択なんだと思います。

「22歳で絵が下手なのは恥ずかしい!」て思うなら、自分の年齢なんて言わなきゃいいのだ。

 

はてさて、1年くらいむかし、貴方と似た考えの大学生の女の子の質問に答えたことがありますので、以下に引用します。

 

うた子さん、こんばんは。いつもtwitterやaskを楽しく拝見させていただいております。私は現在大学生二年生ですが、腐女子歴は長いつもりです。そんな私がこの三年ほど抱いている不安について数点、相談させていただきたいのです。

私は同人関係にほとんどお金を使いません。(自分も創作もしておりません)その理由として第一に、私は学生ですので親から学費を払ってもらって大学に行かせてもらっている身ということがあります。そんな身でお金を趣味に使おうなんて思えません。(一般的にはどうなのでしょう?)

いい親なので普通(?)の趣味に使うことについては恐らく何も言わないでしょう。

しかし同人が趣味では恥ずかしくて告白もできません。またハマるのも王道ジャンルの王道CPで、小学生時代からネットで二次創作を漁っているせいかお金を使わなくてもいいのでは?とも思ってしまうのです。

加えて私の潜在化の羞恥心が同人誌を買うことを拒んでいます。(うた子さんはどのように克服?されましたか?)

そんな理由で同人関係にお金を使っていません。ですがTwitterでは本を出しているお姉様方といかにも薄い本を買っているように繋がらせてもらっていますので、正直なところ申し訳なさでいっぱいです。このモヤモヤはどうすれば解消できるでしょう?金を落とさない糞腐女子の定めでしょうか?


リアルにそういう友人がいないため(いてもジャンルが違う気がします…)、生意気にもリアルでお会いできるような、せめてSkypeできるようなオタクの友人が欲しいと思ってしまいます。あまりにも厚かましいでしょうか?

長々と申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いします。

 

こんにちは。いくつか質問が混在しているようなので、分けて答えますね。

 

1・同人誌を買うのが恥ずかしい
同人誌を売っている場所は、同人誌を買いに来る人が買いに来るって、わかっているので、売ってる人は何にも気にしてないと思いますよ。


一度イベントに行ってみるのはどうでしょう?なんかイベントってお祭りなので、書店より勢いよく本買っちゃうんですよね。同人誌って18禁だけでなくて、心が優しくなるような、いい話の本もたくさんありますし、コミケの三日目にいけば、評論という島があって、そこでは思い思いのテーマで書かれた漫画ではない同人誌も売っています。ほとんど教科書のような本すら。

私は先のコミケで「コミックマーケットの経済学」の本や「自宅で作る果実酒」の本「都内の美味しい紅茶店」の本「死体映画批評」の本「コミコンレポート」といった本を買いました。これらは二次創作ではない一次創作の同人誌です。こういう同人誌もとっても面白いですよ。

 

こういうものから慣らしていくというのはどうでしょう?オリジナルの同人誌のみが頒布されている「コミティア」というイベントもありますよ。
私は同人誌を買うことを克服〜というか、今でこそインターネットで素晴らしい作品をたくさん見ることが出来ますが、少し前までは、インターネットで見られる作品って限られていて、自然に本を買っていたというか…。
それに、インターネットで素晴らしい作品を見つけたら、その人の他の作品も読みたい!!!と思ってしまい、本を買ってしまいます。


2・親の金で同人誌を買うのは申し訳ない
大学生ということで、バイトはしていないのでしょうか?
バイトなんてしなくていいのよ。ってお家だったら、きっと質問者さんがお金の使い道で悶々としていることのほうが、ご両親は心を痛められると思いますよ。
それとも、買ったものや、趣味をいちいち報告しなければいけないのでしょうか?
それだったら「お徳用のゴム買ってセックスしたんだけど、彼氏がゴムアレルギーだったからこれからはサガミ買うことになったの;学費出してもらってる身分でサガミ買ってごめんなさい;」とかも言わなきゃいけなくないですか!?言わないよね!?言わないと言ってくれ!!!


3・同人誌を買っているフリをして交流しているのが心苦しい
これは同人誌を買えたら解決しますね。


4・オタ友がいない
同人誌を買っていないことが、もしかしたら心の枷になって、知らず知らずのうちに人と深く仲良くなるのをセーブしてしまっているのかもしれません。

…………
ていうか社会人になってからコミケに行けば全て解決するのでは?!随分ストイックなようですから、今はおっしゃる通り勉強に励んで、趣味を楽しむのは社会人になってからでもいいんじゃないでしょうか?
四年制ならあと二年とちょっと。六年生ならあと四年とちょっと。
そうしたら社会人ですね。
そうなってから、自分で稼いだお金を、趣味に使ってみるというのはどうでしょう?

 

なんだか最近の若い子はストイックで「親に養ってもらっている身分で、同人誌を買うなんて…」て思っている子が、もしや多いのかな?

でも、ふつうの漫画本を買うのとそう大差ないと思うし、たとえば、デザフェスで手作りの髪留めを買うのと大差ないと思うんだけど、こんなに皆罪悪感を抱くのは、なぜなんだろう…。えっちなのが多いイメージだからかな…。

みんな~~すこやかに同人を楽しんでくれ~~~。