ウタチャンホムペ

たまに質問に答えたり、絵を描いたりします。リンクフリーです。いつもはここにいます→ツイッター@uta914

中の人と創作物を完全に切り離して作品を楽しみたい。

うた子さん、こんにちは!うた子さんに質問したいことがあります。 

最近ある漫画家(男)さんが「女のこういう所って怖いよね」というツイートをしていて、私はその方のコミックスも持っているくらいのファンだったのにそのツイートを見て一瞬にして嫌いになってしまいました

コミックスを読んでも以前のように楽しめなくてなってしまったので多分売ってしまうと思います。「あんなに楽しく読んでいたのになあ…」と悲しいですし、出来れば中の人と創作物を完全に切り離して楽しみたいです。 

うた子さんはそういうことが出来る方のように見えます。よろしければコツを教えて頂けませんか?よろしくお願いします!

 

こんにちは!

2年ほど前、同じ性質の質問に答えたことがあるので、下記に引用しますね。

 

 

うた子さん、こんばんは!うた子さんの回答を見るたびに、うた子さんの人格者っぷりにため息が出るのですが、その件で少し質問があります。

私はいわゆるハロー効果に騙されやすい人間で、自分の好きな作品を書かれる方はみんながみんな人格者だと思いがちです。

なので、そういう方が時折最低な発言をしていると、とてもがっかりして、その方が嫌いになります。

しかし、作品は好きなので、好きな作品を嫌いな人間が書いていることが、どうしてもやりきれないんです。

この気持ちってなんなのでしょう。また、ハロー効果に騙されない方法ってありますか。

 


こんにちは!
ハロー効果=人や事物のある一つの特徴について良い(ないしは悪い)印象を受けると、その人・事物の他のすべての特徴も実際以上に高く(ないしは低く)
評価する現象。後光効果。光背効果。
引用→http://p.tl/U8zI
ははあ、なるほど。
上手な漫画や小説を描く人は、きっと人格も優れてるに違いない!と思い込むことですね。


質問者さんは、それがハロー効果と知っているんですから、対処法は簡単です。
作者さんのツイッターやブログなんかを見ないことです。「この人は人格者に違いない…」と思い込んで作品を読んでいるだけのほうが、作品に心酔できるし、色々なことを気づかない幸せというものもあります。
私の友人にも「作者さんのことを深く知ったら、作品が楽しめなくなる。だから、1番好きな人のことはフォローしない」と言っている子がいます。
この子も、ハロー効果にかかっていることを分かっていて、自分で幻滅しない道を選んでます。


それを聞いた時、これはハロー効果にかかっているって、自分で分かっている賢い子だからこそとれる選択だな〜と思って、感心したことを覚えています。
質問者さんも、「自分はハロー効果に騙されやすい」と、ご自分でおわかりになっているのですから、そのまま作品を楽しみ続けたいのなら、知らなくて良いことは知らないままでいることです。

 

 

…という感じです。

「好きな作品を描く作家の人格は、素晴らしいものであるはずだ!」という気持ちを、ハロー効果と言うそうです。質問者さんは、きっとこのハロー効果が、バッチリ効いているんだと思います。

中の人と創作物を切り離して考えるには…たとえば…本は作品(小説や漫画)を読むために買います。同じように、「ピクシブは作品(絵や小説)を見るところ」「ツイッターは作品(ツイート)」を見るところ。と、ツイッターを交流SNSではなくて、鑑賞ツールにしてしまえば、楽かもしれませんね。

絵も、ツイートも、両方好きな作品を生み出してくれる人がいたら、ラッキー。くらいの気持ちで…。どうかな、やっぱり難しいかなあ。